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組織案内

岩教組とは「岩手県教職員組合」の略称です。

「岩教組」は労働組合です。

 「岩手県教職員組合」は憲法28条にもとづき、行政当局と対等な関係を保護された団体です。1947年1月に結成されました。

 私たち教職員の身分が不安定になったり、不当な力によって教育が歪められたりしないため、教職員が知恵を出し合い、力を合わせて助け合うためにつくられた組織です。

「岩教組」は労働組合

子どもを励ます岩教組

 現在では中学校体育連盟に移管されましたが、「中学校野球大会」は子どもたちを励ますために、戦後すぐに岩教組が手弁当で始めた取り組みでした。
 このように岩教組は、さまざまな教育事業を通じて、子どもたちを励まし続けています。

学び合うなら岩教組

 1948年11月。岩教組は全国に先駆けて、第1回の教育研究協議会を開催しました。今では教育研究集会(略称・県教研)として、毎年11月、教科別と問題別の二つに分かれて行われます。今年の11月で「第67回」を数えます。

 教研活動は岩教組運動の柱の一つです。

 県教研は、現場やサークルにおいて実践を論議するところからスタートします。「こんなことに悩んでいる」「このように取り組んでみたけど、どうだろうか」などたくさんの課題があります。そういった日常の実践や研究、分会や職場での取り組みをリポートにして持ち寄り、交流します。一人の実践では子どもにどのように届いているか不安でも、多くの仲間と討論することで、子どもの考えを引き出す方法や、学校行事、教育課程などについて、いろいろな考えを学ぶことができます。

 各支部では、支部教研を開催しています。主に教科別は9月下旬から、それぞれの教育会館や学校を会場に開催しています。春・夏に行っている支部や、高教組と合同で分科会を開催している支部など、工夫を凝らした運営が行われています。問題別でも、生活指導分科会だけは別日程で行っている支部や講演会を取り入れている支部、体育館で行う支部等、楽しく活気ある教研が行われています。

 また教研組織委員が中心となって、中間学習会が開催されています。主に、県教研の組織委員や各支部の組織委員の人たちの学びの場ですが、共同研究者も参加し、県教研さながらの学習会が行われます。

 こうして、分会、支部、サークル、中間学習会などを経て、支部の代表となったリポートで、11月の県教研が開催されます。県教研では、2日間持ち寄ったリポートをもとに討論し、全国教研への代表者を決定します。

支部教研

語り合うなら岩教組

 教研活動は岩教組運動の柱の一つです。それを支えているのは「教研組織委員」であり、「サークル活動」です。全県各地にサークル活動が日常的に行われています。日本語や理科、音楽、生活指導など多くのサークル活動では、日常の課題を持ち寄り、それらを共有し仲間と語り合うことで、明日へのヒントを生み出しています。そして、なによりもお互いが語り合って元気になっていることです。

 元気をもらって職場では分会教研を始めるところもあります。子どもたちの自治活動をどう支えようかと話し合ったり、実践上の揺れを支えあったりして、チームワークとしての教育活動を学びあっています。語り合うなら分会会議や分会教研があなたのそばにあります。一緒に語り合いましょう。集うことは元気のもと。あなたの参加を心より歓迎します。

教研活動

地域とともに歩む岩教組

 子どもは地域と家庭と学校が協力し合って育てるものです。岩教組はそういう考えのもと、「教育を語る会」「教育講演会」「民主教育をつくる県民会議」「母と女性教職員の会」などの活動を行っています。

助け合いなら、岩教組

 岩教組は盛岡市大通りに「岩手教育会館」を設立し、これまで教職員の助け合いの事業を数多くすすめてきました。

 「互助部(貸付など)」「団体保険部」「出版部(学事関係職員録の出版)」「共済部(災害などへの給付事業)」を行っています。また、教育会館は「地域文化の発信の場」としても重要な役割を果たしてきました。

 1948年「生活物資や教材教具・学用品をできるだけ安く購入する」目的で設立されたのが「学校生活協同組合(学生協)」です。この後、県内の生活協同組合があいついで設立されましたが、その皮切りとなったのは学生協だったのです。

 現在は2万人以上の方が加入し、年間供給高30億以上を誇っています。「自主供給事業(カタログ・共同購入・灯油など)」「サービス事業(指定店・代行店など)」「共済・保険事業」などを行っています。

 「教職員共済(旧日教済)」は、民間に比べて格安の掛け金と安心な給付で大変ありがたいものですが、その設立に大きくかかわり、理事を派遣し、大きく育ててきたのも岩教組です。

 「退職教職員互助会(退教互)」は知っていますか。現在、岩教組組合員で30歳以上の方が加入資格があります。これは世界にも前例のない優れた制度です。簡単に言えば「現役の時と同じ医療費の給付を退職後も受けられる」というもので、他にも「窓口払いなし」などの特典があります。

 「岩手県教職員互助会」(療養費・結婚資金・弔慰金などの給付)は組合ではなく、県が行っていますが、この設立にも実は岩教組が深く関わっているのです。

中央執行委員
(教育会館・退教互専務)
川村 元さん

中央執行委員
(学校生協常務・教職員共済)
玉澤聡子さん

もしもの時の岩教組

 岩教組では、盛岡に本部、各地区に支部の書記局を持っています。そして、常時、書記長や書記を配置し、組合員のために活動しています。なければそれに越したことはありませんが、「不当労働行為」で誰かに相談したいとき、困ったことがおきたとき、人事異動で不利益をこうむりそうなとき、書記局に連絡すればすぐに対応します。また、学級づくりや共済関係なども相談にのります。そうでなくても書記局(教育会館)にいらっしゃれば、他の職場の方々とさまざまな情報交換ができます。そこで学べることはたくさんあり、交流の拠点となっています。

岩手教育会館

岩手教育会館

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